地域が変わると結婚式も変わる?結婚式における地域の特色

結婚式 地域

■地方の結婚式で「あれ?」と思った経験ありませんか?

自分の住み慣れた地域から離れた場所で結婚した友人の結婚式に参加した際、「あれ? 自分の知っている結婚式と違う」という感想を持った人は結構いるのではないでしょうか。

そもそも戦前までは明確な結婚式というものは行われていなかったようです。親戚縁者を家に招いて、食事などでもてなしてお披露目会を行っていました。

戦後、都市部では住宅事情や核家族化などにより、自宅で結婚式ができなくなり、近くの公民館や旅館で披露宴を開くようになったのが結婚式の始まりだとされています。

そこからバブル期に向けて、各地方の特色、風習を盛り込んだ結婚式ができたとされています。

 

 

■各地の特色 〜結納編〜

・青森県
西側の津軽地方は自宅で行い、東側の南部地方はホテルなどで行う。

・東京都、埼玉県など
「関東式」と呼ばれ、品目は目録、長熨斗、金包、友白髪、寿留女、末広、子生婦、勝男節、樽料等を3・5・7といった奇数でそろえる。

・石川県
金沢では新郎側の両親が新婦家にお酒とスルメを持っていき、正式に承諾を得る袂酒(たもとざけ)という儀式がある。新婦側が承諾したら、スルメをあぶって食べる。

・岡山県
男は赤い風呂敷を、女は青い風呂敷をお互いに送りあう。

・長崎県
結納品に番茶を入れる。「番茶は1回しか出ない=嫁は1回しか家を出ない」からくる言葉遊び。

 

 

■各地の特色 〜結婚式編〜

・北海道
結婚式は会費制でご祝儀は無し。明治時代頃からの風習で、各自が飲み食いするものを持ち寄って、分け合うようになったことが始まり。

・福島県
引き出物は、新郎新婦が選ぶもの、郷土菓子、口取りの3種類用意する。

・栃木県
引き出物には赤飯と鰹節が不可欠。鰹節は背側(雄節)、腹側(雌節)と呼ばれ「夫婦一対でともにある」から来ている。

・愛知県
披露宴の最後に菓子撒き。昔、自宅から花嫁が出発する際に近所の人にお菓子を配った習慣から来ている。

・鹿児島県
飲物は芋焼酎、食べ物はさつま揚げが出てくる。また、式の最後には万歳三唱をするのも定番。

・沖縄県
とにかく出席者が多い、そして主役がいなくても飲み食い開始。パーティーの最後に沖縄の手踊りである「カチャーシー」をみんなで踊る。

 

 

■自分の結婚式で間違えないためにも

現在ではしきたりや慣習を重んじない事も多くなりましたが、もしかしたら昔からある風習を取り入れた結婚式になるケースもあります。

自分が結婚する時、友人に招かれた時などに、これらの事を知っておいても損はしません。知っていれば結婚式も違った楽しみ方ができますね。

 

 

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