子どもにかかるお金、市町村ごとの違いについて理解しておこう

子どもにかかるお金

■出産、育児にかかるお金

結婚してお子さんを考えているご夫婦の方々、これから新居を探す予定の方々、出産、育児にかかるお金について、市町村でそれぞれ違いがあるのをご存じですか?

 
筆者の周りでも今の住所に住んでみて、子どもをもうけてみて初めてその違いを知った人がほとんどです。先輩方からあらかじめ聞いていた人は、新居探しの時に、そのあたりも考慮しているのです。

 
これから引っ越しを考えている人は、この違いを知っておくとお得ですよ。

 

■市町村ごとの特徴

出産、育児に関わるお金で、市町村で違いがあるのは「出産祝金」、「医療費」、「教育費(保育料)」の3つです。目立つところで代表的な例をいくつか挙げてみます。

【出産祝い金】
第1子10万円、第2子20万円、第3子以降30万円:明和町
第1子5万円、第2子10万円、第3子以降20万円:邑楽町
第3子以降15万円:中之条町
第3子以降10万円:太田市、伊勢崎市

 
【教育費】
第3子以降の保育料無料:前橋市、桐生市、伊勢崎市、太田市、館林市、渋川市、藤岡市、他多数
第3子以降の学校給食無料:前橋市、桐生市、中之条町、邑楽町など
同時に入所している第2子の保育料無料:下仁田町

 
【医療費】
中学卒業までは所得制限なしで無料です。県内どの市町村に住んでも違いはありません。平成21年までは市町村で格差がありましたが、所得制限、自己負担なしで年齢を統一したのは国内初です。

 

■群馬県外ではどんな特徴のところが?

少子高齢化が進む過疎地域では、あの手この手で若い世代を呼び込もうと、出産・育児の補助が手厚い地域がありますので、いくつか例を挙げてみます。

 
【医療費】
北海道南富良野町:22歳まで無料
宮城県加美町、徳島県勝浦町、鹿児島県曽於市など:18歳まで無料

 
【出産祝い金】
宮崎県椎葉村:第1子、第2子10万円、第3子50万円、第4子以降は100万円
北海道松前町:第1子20万円、第2子30万円、第3子50万円

 
【教育費】
和歌山県高野町:保育所から中学生までの給食費無料(約40万円/人 相当額)
兵庫県洲本市:兄弟2人以上が同時に保育園に通う場合、第2子が3歳以上だと保育料無料

 

■新居を決める前に

このように出産・育児にかかわるお金は自治体によって大きく変わります。新居探しをするうえで、ひとつの検討事項として考えてみてはいかがでしょうか。

 
※こちらで紹介している内容は、変更になる場合もありますので、詳しくは各市町村のホームページでご確認ください
 
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