結婚式は人生における大きな節目。
大切な人と新しい家族になるための一歩を踏み出す儀式である結婚式で、自分や彼の両親に感謝の気持ちを伝えたい……。
そんな気持ちをかなえる演出といえば、定番なのが“花嫁の手紙”と“花束贈呈”。「人前で手紙を朗読するなんて無理!」「両家ともに感謝を伝えたい」というプレ花嫁のために、結婚式で最近人気の演出や、枠にとらわれない人前式でできる演出などを具体的に紹介します。
■両親への感謝を伝える結婚式の演出 ~入場~
結婚式の冒頭、入場のシーンは、まだゲストにも緊張感があり、実は一番彼らの印象に残りやすいタイミングのひとつ。
ここでは主に、新婦側の両親に向けた、思い出に残る結婚式の演出を紹介します。
教会式方式の結婚式では、花嫁と父親が一緒にバージンロードを歩いていきます。最近人気の演出が、その前に行う、母親による“ベールダウン”。母親が、大切に育ててきた娘を送り出す最後のお仕度として、花嫁のベールを下げてあげる、結婚式の儀式です。
和婚でも同様に、母親によるお仕度の仕上げの儀式として、花嫁の帯に扇子(末広)を刺す“末広の儀”や、口紅を塗る“紅刺し(置き)の儀”などがあります。
また人前式ならいっそ、新婦と新婦両親の3人で新郎のもとにすすむという演出も!
■両親への感謝を伝える結婚式の演出 ~披露宴~
ゲストはもちろん、新郎新婦も両家両親も比較的リラックスして過ごせる披露宴の中盤。なごやかな雰囲気の中、両家の両親にも加わってもらえる結婚式の演出が、ケーキ入刀後の“バイト”タイム。
新郎新婦によるファーストバイトが定番ですが、それにプラスする結婚式の演出を通じて、両家両親への感謝を伝えます。
まず本命は、それぞれの母親から子である新郎新婦にケーキを食べさせる“ラストバイト”。二人に最初にごはんを食べさせてくれた母親からの最後の仕事として、それぞれにケーキを食べさせてもらう演出です。
そのほか、両家の両親による“お手本バイト”や、両親以外の方にも応用できる”サンクスバイト”なども。ファーストバイト前は、結婚式の中で新郎新婦の二人から感謝を伝える絶好のタイミングと言えそうですね。
また新郎新婦の生い立ちや馴れ初めなどを紹介するフォトムービーで両親の写真を意識して多用したり、2人それぞれの両親への感謝の気持ちや思い出のエピソードを寸劇化してプロに当日演じてもらうなどの結婚式の演出でも、両親への感謝の気持ちを印象的に伝えることができそう。
思い出にも写真・ムービーにも残る特別な一日である結婚式で、ぜひ両親への感謝の気持ちを、自分たちらしい結婚式の演出方法で伝えてみませんか。