親世代との「近居」が、夫婦と家族の関係を良好に?結婚後の住まいのヒント

近居

 

結婚後は夫婦二人のことだけでなく、親との関係や将来の子育てのことなど、考えるテーマは年々増えてくるもの。住まいを考えている家族の中には、「同居は親子お互いに気を遣ってしまうので悩ましい」という声も少なくありません。そこで最近では「近居」がひとつの有力な選択肢として挙げられています。どのようなメリットがあるのか、見ていきましょう。

 

 

距離がちょうどいい!? 必要な時にすぐに会える安心感。

毎日顔を合わせなくとも、時々一緒に食事をしたり、体調を心配したりする時にはいつでも会いに行ける距離が近居の最大のメリット。お互いのプライベートを守りつつ、声をかけやすい距離であることが、気を遣いすぎることなく心地よく暮らせるとの声も聞こえてくる。「二世帯住宅も検討したけれど、そもそもの費用がない」と近居を選んだカップルも。

 

 

出産の際には、近くにいる親がサポートに!

出産後、何かとサポートが必要な大切な時期に、近くに家族が住んでいるのはとても心強いものです。夫婦にとっては先輩パパ・ママとして頼りになるうえ、両親にとっては孫の顔も見られる嬉しい機会。お互いが無理なく行き来でき、心地よい距離を保った近居は、子どもを持つ夫婦にとってもメリットがある暮らし方と言えるでしょう。

 

 

地域のコミュニティに溶け込むチャンスにも。

親の住まいを優先した近居の場合は、夫婦どちらかの実家近くに新居を構えるUターンのケースと言えます。慣れ親しんだ土地で暮らすことは、夫婦にとって地元の魅力を再発見するよいチャンスにもなるのです。

 

 

デメリットはないの? 夫婦でじっくり相談を。

いつでも交流ができる近居のメリットは多いものの、デメリットについても考えてみましょう。

たとえば旦那さんの実家近くに住む場合、義親とよいコミュニケーションを保って暮らすという奥さんの課題もあります。近くに住むといっても、お互いの必要以上の行き来は気疲れしてしまうものです。タイミングを無視した来訪や長居は、とくに子育て中の方にはストレスに繋がる可能性が大きくなります。

 

 

近居によってどういう暮らしになるのかをじっくりシミュレーションしながら、長い目で見た時にメリットのほうが大きい場合、近居はぐっと魅力的な選択になるでしょう。

 

マリエール太田

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